オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴い、ご来店は要予約制とさせていただいておりましたが、東京都における新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、要予約制を継続いたします。弊社ではお客様、弊社社員および家族の健康・安全を最優先に考え下記対応を実施しております。ご来店いただく前にご一読ください。
 
●ショールームご来店の事前予約へのご協力について
ショールームの混雑を避けて、安心して商談やメンテナンスサービスをご提供させて頂くため、お電話またはメールでの事前予約をお願い申し上げます。
予約電話番号:03-5530-0080
ご連絡先アドレス:info@garage-italya.co.jp
 
 
●社員の対応
手洗い・消毒の徹底を実施します。日常の健康管理を徹底し、体調がすぐれない社員は自宅療養します。接客時におけるマスク着用を推奨します。また、お客様ご来店の際もマスク着用を願います。
 
ご不便をおかけいたしますが、ご理解/ご協力のほどよろしくお願い致します。
 

ピニンファリーナに関するちょっと気になるアイテムをご紹介。伝説的なカロッツェリアであるピニンファリーナがザ・クラシックカー・トラスト(TCCT)と共同で開発した「レジェンダ」。コレクターズカーをドライブしているときのスリルを再現することを目的としたeClassicシミュレーターです。このシミュレーターは、バッティスタ・”ピニン”・ファリーナ氏の長いキャリアのスタートから90周年を記念して、イタリア・カンビアーノにあるピニンファリーナの工場で9台のみがハンドメイドされました。そのうちの第一号車がおよそ2週間後にスイスで開催されるオークションに出品されます。どのような乗り心地なのか気になるところです。

 

 

レジェンダのスタイルは、ピニンファリーナが1940年代に作り上げた見事な2シーターグランドツアラー チシタリア202にインスパイアされているそうです。ナルディ社製の木製ステアリングホイール、マニュアルのシフトレバー、3ペダル、スターターボタンと一緒にダッシュボードに組み込まれたハンハルト社製のヴィンテージクロノメーターなど、往年のスポーツカーへのオマージュを込めて、細部に至るまでこだわって丁寧に製作されています。シミュレータのキャビンと同じマローネタバコカラーのコノリーレザーで囲まれたシングルシートは、時代を超えた多くのクラシックカーのデザインを彷彿とさせるアルジェントヴィーヴォカラーの外装シェルで覆われています。また、ドライビングシートの上には湾曲したワイドスクリーンテレビが設置されており、臨場感あふれるシミュレーター体験ができるようになっています。

 

 

また、eClassic Member Appを3年間利用できるThe eClassic Clubへのアクセス権が付いているため、eAcademyでのドライビング・コーチングに加えて、トレーニング・セッション、レース、インフォーマルなグループ・ドライブなど、コレクターカーエンスージアストのためのオンラインコミュニティが利用可能。また、スパ、ニュルブルクリンク、ブランズハッチ、モンツァなどの有名なサーキットや、ヒルクライムレースを再現したアルプスの道など、メンバーが利用できるルートも用意されているそうです。

 

 

落札予想価格はCHF120,000 – CHF150,000(約1440万円~1800万円)とのこと。実際のドライビングフィールがどれほどリアルなのかはわかりませんが・・・これさえあれば、家にいながらドライブを楽しむことができそうですね。

 

現在、不定期ですがガレーヂ伊太利屋通信としてメールマガジンをお届けしております。新入庫車やアイテム情報、会員限定でお買い物にお得なクーポンなどをご案内しています。ご登録いただく情報はメールアドレスのみですので、ぜひご利用ください。

 

第一弾

 

第二弾

 

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8/28.29日は、ショールーム・サービス工場共に12時からの営業となります。
 
東京2020パラリンピック・トライアスロン競技開催の為、ショールーム周辺道路が11時過ぎまで通行禁止予定です。
 
なお、ショールームはパラリンピック開催期間中、新型コロナウィルス感染拡大予防対策として
「完全予約制でのご入場」とさせて頂いておりますので、前日までにお電話にてご予約下さい。
何卒ご理解、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
8月8日(日)〜15日(日)まで、お台場ショールームならびにサービス工場、夏季休業となります。期間内でいただいたお電話はつながりませんのでご注意ください。なお夏季休業中、オンラインショップでのご注文は受け付けておりますが、受注確認、発送作業は16日(月)から順次対応させていただきます。
 
ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

9月5日まで、トリノ国立自動車博物館(MAUTO)では、今年50周年を迎えたフィアット127に焦点を当てた展覧会「What a car !」を開催しています。この展覧会では、このフォルムを生み出したデザイナー、ピオ・マンゾーニ(通称マンズー)にも敬意を表しています。ちなみに、この展覧会名は当初の発売キャンペーンに由来しているものです。

 

1968年にアキッレ・カスティリオーニと共同で製作したParentesiランプや、1964年に発表された現代史上初のミニバンであるAutonova FAMなど、ピオ・マンズーが生前に描いたドローイング、モデル、プロトタイプ、設計図なども展示されています。

 

 

中でもユニークな850をベースにしたフィアット シティ タクシーのプロトタイプは、現在、貴重なヘリテージ・ビンテージ・コレクションの一部となっており、いつもはトリノのヘリテージHUBのスペースで人々の注目を集めています。

 

 

850シティタクシーは線路を使わない独自の都市公共交通プロジェクトで、安全性と機能性を追求したさまざまな技術革新を誇り、まさにコンセプトカーと呼ぶにふさわしいものでした。この850シティタクシーを開発するために、フィアットは15もの新しい特許を登録したそうです。トリノ・モーターショーで発表されたプロトタイプはまだ実験段階でしたが、フィアット・チェントロ・スティーレで徹底的に試行錯誤され誕生したその革新的なソリューションの多くは、後に量産車に採用されています。この車のライン、特にリアエンジンフードのラインは、1972年にフィアット500の後継車として発売されたユーティリティーカー「126」のインスピレーションの源となっているのです。

 

 

また、ピオ・マンズーの人物像とフィアット127の誕生をテーマにしたレクチャーが、7月6日午前10時30分からミュージアムの講堂で開催されるそうです。講演者は、ステランティス社のヘリテージ部門責任者であるロベルト・ジオリト、マウト社の元ディレクターであるロドルフォ・ガフィーノ・ロッシ、ADI(工業デザイン協会)の会長であるルチアーノ・ガリンベルティです。

 

現地にはなかなか行くことがかないませんが、このような動画でお楽しみください。

 

 

イタリア車が好きな人にとっては、今後もMAUTOの展開から目が離せないですね。

 

ランチアは、11月27日に祝われる115年の歴史を、「Elegance on the move」と題されシリーズ化されたビデオとともに祝うことを発表しました。ランチア社の最高経営責任者であるルカ・ナポリターノ氏とゲストが、世界中で何百万人にも愛されるブランドの物語を語ります。

 

ルカ・ナポリターノ氏は、「ランチアが世界中に多くのファンを持つのは、そのユニークなスタイルと、車のエレガンスと時代を超越した美しさがあってこそです。ランチアは115年の歴史の中で、時を経ても人々の心に残る車を生み出してきました。ヴィンチェンツォ・ランチアは、自動車のあるべき姿について、非常に個人的な考えを持っていました。それは、当時の技術やスタイルの概念を壊す、機敏でコンパクトなものでした」と話しています。

 

この旅の第1章「タイムレスデザイン」では、ルカ・ナポリターノとステランティスチーフデザインオフィサーのジャン=ピエール・プルエが、この道のりのマイルストーンを共同で辿ります。例えば「12HP」は、1907年に発表された史上初のモデルであり、当時はまだ誰もがチェーンを使っていた時代に、ドライブシャフトを装備した低床式の超軽量シャシーを備えた車でした。

 

 

その後、ランチアブランドをパイオニアにした技術革新は続いていきます。1930年代に特許を取得した、センターピラーのないワードローブのようなドア開閉機構は、後に続く革新的な技術の先駆けとなりました。また、大量生産のコンパクトカーに空気力学を応用するという、並外れたアイデアに基づいて設計されたアプリリアもそうです。

 

 

ランチアの歴史において象徴的なアウレリアB24スパイダーは、完璧なラインを崩さないよう余計なものを一切排除したラインが特徴的です。それからランチアは、フェラーリのエンジンを搭載したテマ8.32、格調高い革張りの内装、無垢材のみで作られたダッシュボードなど、明らかにイタリアンスタイルの象徴になる要素を取り入れていきました。

 

 

ジャン=ピエール・プルエは、「ランチアはクラシックなエレガンス、創造性、情熱のユニークな組み合わせである『イタリアンスタイル』を体現しています。私は一人のフランス人デザイナーとして、ランチアによってイタリアンスタイルとは何か、そして車のデザインとは何かという新しい視点を与えられた者として、このように述べています。ランチアは、洗練されたデザインの車を作る方法を知っていますが、それは単なるクリエイティブな気まぐれの結果ではありません」と述べています。

 

チャプター1はこちらよりご覧ください。

余分なものを取り除いて、形と内容の純粋さの中に美しさを見出すことができるということこそが、ランチアが残したスタイルの教訓であり、ブランドの未来に向けたインスピレーションの源となるものなのです。この物語は、ランチアが今後公開していくシリーズに続いていきます。

エンツォ・フェラーリが「世界で最も美しいレース」と称したことで有名なレース ミッレミリアが、6月16日にブレシアでスタートを切ります。今年のミッレミリアには、357台の貴重なビンテージカーが参加します。2021年は「Crossing the future(未来を越えて)」というスローガンが掲げられ、未来と革新への敬意を表します。1927年の誕生以来、ミッレ ミリアは常に革新と進歩と結びつき、世界中の人々を魅了してきました。

 

 

そして、今年の開催の中でも注目の存在こそ、FCAヘリテージのコレクションから出走する6C  1500 スーパースポルト (1928年)、1900 スポルト スパイダー(1954年)、2000 スポルティーバ (1954年)、1900 スーパースプリント (1956年)という貴重な4台です。ステランティス会長であるジョン・エルカンと妻のラヴィニア・ボロメオが乗る1900 スーパースプリントを筆頭に、4台の珠玉のコレクションが豪華なクルーによってドライブされます。どの車を見ても「走る芸術品」といえる造形の美しさを持ちます。

 

 

1900スポルトスパイダーの姉妹車である2000 スポルティーバは、メタリックグレーのカラーリングが施されています。アルファロメオの技術者たちは、公道だけでなく “スポルト “クラスの競技にも適した高性能車を限定生産することを目指し、この車が開発されました。出力138ps/6,500rpmの2リッター4気筒ツインカムエンジンは、1900のエンジンを厳密に受け継いでおり、当時としては非常に高い速度である220km/hの達成を可能にしたのです。また、5速トランスミッション、ドディオンリアサスペンション、アルミ製ボディワークなども採用されています。また、スポルティーバは、ベルトーネのデザインに基づいて、同時代のジュリエッタ・スプリントやジュリエッタSS、33ストラダーレなどを手がけたフランコ・スカリオーネが手掛けています。実際、2000スポルティーバのリアウィンドウ、バック、トランクは、プロポーションが異なるジュリエッタ・スプリントでも同じように再現されました。しかし、2000スポルティーバの走行性と性能は、このクラスでは最高のものであり、今でもこのモデルを運転することは大きな喜びとなるでしょう。

 

 

アルファロメオに限らず、ランチア、フィアットなどイタリア車を中心として357台にも及ぶマシンは、16日(水)午後1時30分に約1.800kmのレースをスタートします。ブレシアからローマを往復し、途中でヴィアレッジョとボローニャに立ち寄るというルートでイタリアの美しい都市を横断し、19日(土)にブレシアに戻ってきます。街の通りや広場での混雑を避けるため、オフィシャルサイトに接続することで、出発、到着、表彰式の様子をライブストリーミングで見ることができるような措置も取られます 。

 

ストリーミングご視聴はこちらより Live Streaming – 1000 Miglia

現在ガレーヂ伊太利屋クラシケで購入可能なイタリアンクラシックを一挙ご紹介!お気に入りの一台は?

 

隠れホットハッチ! アルファロメオ 1600 ジュニア ザガート

カロッツェリア・ザガートによる広いグラスエリア、プレクシグラス製のフロントグリル、リアを思いきり切り落としたコーダトロンカなど、直線と曲面が見事に融合したボディデザインが特徴的。道行く人が思わず2度見!そんな車です。ダッシュパネルやセンターコンソールやシートなどはジュニアZ専用のデザンとなっています。リアのハッチバックは電動モーターにより開閉が可能で、ベンチレーテッドの役割をになっています。しっかりと安定したトルクを感じられる1600モデルはおよそ400台のみしか生産されていません。(1300は1000台以上が生産されています)。高速で流しながら走ると気持ち良いことでしょう。こちらの個体はダッシュボード脱着後レザー張替え、サンバイザー張替え、フロアカーペット脱着後染色、フロントバンパー修正及び再メッキ、ホイール4本修正、タイヤ4本交換(バランス調整)、左右フロントフェンダー及びバックパネル修正、シート作動修正、バッテリー交換、油脂類交換、消耗品交換などが施されています。ホイールやフロアカーペットが純正品というのも大きなポイント!さらに、貴重な取り扱い説明書も付帯しております。このパンチの効いたデザインは他にない、唯一無二の存在です。小さいながらもパワフルな相棒を探している方はぜひ!

 

 

アクの強さはピカイチ! アルファロメオ RZ

ぱっと見で分かるアクの強いエクステリアデザインから怪物を意味する「イル・モストロ」というあだ名を付けられたRZ。こちらもザガートによって手掛けられたものです。クーペタイプのSZのルーフを切っただけ!では決してなく、SZのようにフロントバンパー左右の下部が頻繁に路面に接触しないよう、RZに装着されているバンパーの同部位は若干薄く製造されていたり、デザイン上のバランスと安全面からフロント・スクリーン上部が5㎝カットされていたり、このスクリーンを取り巻くピラー内部も補強されロールバーの役目を担っていたり、と考えられているものなのです。製造はミラノのザガート・ファクトリーにて、プラスチック製のボディパネルはイタリアのカープラスト社とフランスのストレイタム社にて製造をおこなっていました。エンジンは75にも搭載されていた2,959cc V型6気筒12バルブエンジンで、出力は75の188hpに対して210hp/6,200rpm、最大トルク25.0kgf・m/4,500rpmという当時のアルファロメオでは最もパワフルでした。サスペンションは75のグループA仕様車と同型のものを、ランチアのラリーチームに所属するエンジニアであったジョルジオ・ピアンタが改良を施し、搭載しました。ハイドロリックシステムはオランダのKONI製です。ずば抜けた存在感を持つ一台といえるでしょう。

 

 

ナンバー1のかわいさ! フィアットアバルト 750GT ザガート

フィアット600をベースにしながら、トリノのスクーデリア・アバルトとカロッツェリア・ザガートのコラボレーションマジックで誕生した車です。エンジンはフィアット600 の633ccユニットを利用して、シリンダーをわずかに拡大、ストロークを56mmから64mm伸ばしたクランクを組み込むことにより、ノーマル比18%アップの749ccまで排気量を拡大しました。ボディはアルミ製で、ダブルバブルルーフが特徴です。ルーフと共に特長的なリアエンジンフードは、大量のエア導入というアバルトの要求に対してのアバルトの回答こそがこの巨大なエア・スクープ状のエンジンフードだったのです。しかし、この販売車両に搭載されているエンジンはアウトビアンキA112のエンジンです。オリジナルとはまた違ったエキサイティングな走りを体感できる一台に仕上げられています。オリジナルがいい!という方でも安心。オリジナルエンジンがついてきます。街の人気者になること間違いなしのダブルバブル、いかがでしょうか。

 

 

ファミリーカーにできます! アルファロメオ ジュリエッタスプリント

真っ赤なジュリエッタスプリントです。クラシカルなルックスながらも、室内は広くファミリーカーにもできるのでは?というほど実用的。シンプルですがどこか鬼才のにおいを感じる・・・と思ってみれば、ボディデザインはあのフランコ・スカリオーネ(ベルトーネ時代)によるものです。スカリオーネの代表作といったらティーポ33ストラダーレですが、アルファロメオ B.A.T.シリーズもそのひとつです。あの衝撃的な3台を手掛けた彼が描いたと思うだけでも憧れを抱きます。メッキモール類も美しい存在感を放っています。テールフィン調のリアフェンダーもこの車ならではですね。インテリアもブラックで余計なものがないのが魅力的。また、こちらの車輛のエンジンは、1300ccからジュリア スプリントの1600ccに改装されているので現代の交通環境であっても安心して楽しんでいただけるでしょう。

 

 

見た目の元気さはイチバン! フィアット ヌオーバ500 ジャルディニエラ

ビタミンカラーがかわいいヌオーバ。ヌオーバ 500 は1957年に発売以降、1977年までの20年間長期に渡り生産されたロングセラーです。一般的にはイタリア語で500を意味する「チンクエチェント」の呼称で知られています。そして、「ジャルディニエラ」という言葉はイタリア語でエステートバンという意味です。ボディ後部を延長しエンジンを水平にマウントし、エンジンルーム内の高さを抑制し、後部の荷台スペースが実現されています。ジャルディ二エラの多くはリア3面ウインドウ仕様が多いですが、このようなパネル仕様は希少です。当時は実用車であったため、今日ではイタリア本国でも残っている車輛は少なくなっています。そして、こちらのジャルディニエラはイタリア本国でのレストア時に、リアシートが取り除かれカーゴスペース仕様に製作されています。ということがあり、驚くほど荷物を積める一台に仕上がっています。トコトコ走りながら荷物を積んでゆったり旅行も良いですね。こんな車でパンの移動販売をやっていたらつい買ってしまいます。

 

価格等、詳細はガレーヂ伊太利屋ショールーム(03-5530-0080)にお電話をいただくか、こちらのコンタクトフォームよりお問い合わせください。

 

自動車史において記念碑的な存在とされるイタリア車 チシタリア202をご紹介。
 
チシタリア初のスポーツカー「202」は、ピエロ・タルッフィ、レイモンド・ソマーなど、当時の一流ドライバーが乗って成功したシングルシーター・レーシングカー「D46」をベースに開発された車です。202はその流れを汲み、1947年のミッレミリアで注目を集めました。3台のワークスマシンのうち1台をタツィオ・ヌヴォラーリが駆り、最前列で見事な走りを披露したことでも知られます。しかし、豪雨によるイグニッショントラブルでヌヴォラーリのリードは失われてしまいました。トラブルが起きながらも堂々の2位を獲得し、他の2台のチシタリアに続きました。この日、チェッカーフラッグを受けたのはエミリオ・ロマーノとクレメンテ・ビオンデッティが駆ったアルファロメオ8C 2900Bベルリネッタでしたが、その後に登場した3台のチシタリアは、まだあまり知られていない新たな会社の斬新なスポーツカーとして、人々の注目を集めるものとなりました。
 
 
 
202の心臓部は、直列4気筒プッシュロッドエンジンで、60hp/5,500rpmを発揮します。スペースフレームのシャシーには、ヴィニャーレやスタビリメンティ・ファリーナなど、さまざまなイタリアのコーチビルダーが起用されました。シャーシ番号118SCのこの車には、スタビリメンティ・ファリーナのバッジが付けられており、1976年にチシタリア インターナショナル クラブが作成した登録簿にはそのコーチワークが記載されているものの、最近の研究ではコーチワークはヴィニャーレが製作したのではないかと考えられているそうです。
 
 
興味深いことに、この個体はウルグアイ在住のイタリア人、アダルベルト・フォンタナに新車で納車されました。その次のオーナーは、同じくウルグアイ在住のリカルド・アウグスティニアック・カプティ氏。彼が所有していた車は赤に塗られていました。
 
 
その後、2000年代初頭にヨーロッパに戻り、不完全なコンディションであったためデュアルキャブレター用に改造されたナルディ製のインテークマニホールドが装着されました。その後、イタリアのベルナルド・ファベロ氏の手に渡り、ホワイトにリペイントされました。その後、ドイツのヘルムート・ベンデ氏を経て、オーストリアに渡り、ザルツブルクのトーマス・マッツェルバーガー氏が所有。その後、ドイツに輸出され、ダークブルーにベージュのインテリアという現在のカラーにレストアされ、ボラーニ製のワイヤーホイールが装着されました。
 
 
コーチビルドされたボディとレースで証明されたエンジニアリングを融合させたチシタリアは戦後のイタリアンブランドとして高い評価を得ていますが、その最大の特徴はニューヨーク近代美術館が数十年にわたってチシタリア 202 クーペを永久所有していることに見られるでしょう。それほど、ある種の芸術的作品として評価されている車といえるのです。イタリア車らしいエレガントな雰囲気を持っています。そして、この写真の一台(1950年 チシタリア202SC カブリオレ)は25万~35万ユーロ(約3325~4655万円)という推定落札価格でオークションに出品されています。クーペを好む方も多いかもしれないですが、カブリオレはクーペよりも生産台数が少なく希少な存在です。もちろんひとつのオブジェとしても素晴らしいものですが、レーシングマシンの血筋を引く車としてしっかりと風を浴びせて走らせてあげたいものですね。