1986年1月25日のニューヨークモーターショーでお披露目されたアストンマーティンV8 EFIヴォランテは、1986年から1989年まで生産されました。214台が生産され、そのうち30台程度だけがこの右ハンドル、オートマチック仕様となっています。このモデルでは、電子制御式ウェーバー・マレリ・シーケンシャル燃料噴射システムが採用され、従来のキャブレターモデルと比較すると、よりスムーズで燃料効率の高いパワーを発揮しました。外見における特徴としては、よりフラットなボンネットとBBSクロススポークホイールが挙げられます（当車両はオプションのヴァンテ―ジ用 16インチロナールホイール）。インテリアは贅沢に使われたコノリーレザーの香りが漂っています。

当車両は麻布自動車によって正規輸入された希少なディーラー車です。新車時に付いてくるアストンマーティンのディーラー一覧ブック、オーナーズマニュアル、配線図はもちろんのこと、麻布自動車の日本語マニュアル、車検証入れ等、すべて大事に保管されています。日本では２オーナー、この15年における整備歴はほとんど残っています。走行距離は実走5万kmに達していませんので、内外装共に極めて良いコンディションを保っています。レザーは年代相応の風合いが出ており、オリジナルであることの魅力が体感できるでしょう。幌は電動オープンですので、オープンカーとしての楽しさも簡単に味わえます。世界中を探しても、ここまで愛情を注がれてきたV8に出会うのは難しいかもしれません。

※フロントスポイラーはヴァンテージ用がついています（オリジナル有）

※ETC付