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ガレージ伊太利屋では、培ってきた歴史を活かし、海外のスペシャルショップとも連携しております。本国の職人によるレストアや、特別な車両のご案内が可能です。
アバルト 1000TCR
売却済 (税込).年式 | 走行距離 | 車検 | 排気量 |
1969 | 2年付き | 980 | |
年 | km | 年月 | cc |
ボディカラー | グリジオ カンポボーロ | ハンドル | LHD | サイズ | 3500 x 1480 x 1330 mm |
内装 | ネロ | 最高出力 | 乗車定員 | 2人 | |
ミッション | 5MT |
年式 | 走行距離 | 車検 | 排気量 |
1969 | 2年付き | 980 | |
年 | km | 年月 | cc |
ボディカラー | グリジオ カンポボーロ |
内装 | ネロ |
ミッション | 5MT |
ハンドル | LHD |
最高出力 | |
サイズ | 3500 x 1480 x 1330 mm |
乗車定員 | 2人 |
日本のアバルトの世界では有名であったU氏が所有されていた1000TCRが入庫しました。ボディは当時のアバルト ファクトリー製のようです。現在は600のエンジンをベースに1000TCR同様のパフォーマンスを得たエンジンが搭載されています。1000TCRは1962年に登場した「フィアット アバルト 1000 ベルリーナ」をベースとしています。正式名は「アバルト 1000 ツーリズモ コンペティツィオーネ ラディアーレ ベルリーナ コルサ(通称 1000TCR)」となります。実車はコーナーリング性能を向上させる為に太いタイヤを装着し、それを収めるために前後共に大胆な形状のフェンダーを備えています。また、巨大なラジエター、水平まで開いたエンジンフード、極太の獲エグゾーストパイプ、スカート下にのぞくアルミ製の大きなオイルサンプがそのパフォーマンスを誇示しています。
(諸元)
全長: 3530mm
全幅: 1390mm
全高: 1400mm
ホイールベース: 2000mm
車輛重量: 583Kg
エンジン形式: 水冷直列4気筒OHV
総排気量: 982cc
最高出力: 112hp /7600rpm
変速器: 5速 マニュアル
タイヤ: 4.50-13
最高速度: 195Km/h
1000TCRの特徴でもあるリアエンジンフードを水平まで上げた状態で固定できる構造は、エンジン冷却のための効率の良い方策でした。ダッシュボードでは左から燃料、水温、油圧のコンビネーション、中央にはイエーガー製 3連メーターナセルが備わります。ホイールはそれまでのアマドーリのスチール製に代えて、カンパニョーロ製エレクトロン(軽合金)いわゆる“アバルトパターン”のホイールを採用しました。1965年には、効率と耐久性を高める為、クーリングシステムが大きく変更され、大型のラジエターがノーズに組み込まれると共に、ラジエターをカバーするフェアリングが取り付けられました。この変更によりパワーをロスするリアラジエターの冷却ファンを無くすことができ、エンジンのパフォーマンスを向上させることにも成功しました。フロントのフード内にはフューエルタンクとバッテリーが収まります。現在搭載されているエンジンはフィアット600のエンジンをベースに、1000TCR同様 テスタ・ラディアーレと呼ばれる半球形の燃焼室を持つシリンダーヘッドを装着しています。テスタ・ラディア―レの採用により、OHVながら燃焼効率を高めたことから、982ccの排気量から112hpを発揮するに至りました。新設計の銅管製トレーリングアームを採用したリアサスペンションで、キャンパー変化を最小限に控えながら、サスペンション ストロークを大きく取ることに成功し、コーナーリング時の安定性が大きく改善され、ラップタイムの短縮に貢献しました。フィアット 600 から受け継いだロワアームを兼ねる横置きルーフスプリング式のフロントサスペンションを廃し、「ペントラーレ」と呼ばれるクロスメンバーにAアームとコイルスプリングを用いた方式に変更し、細かなセッティングが可能となり、コーナーリング性能をより高めました。これらの足廻りのレストアも施されています。